ベルティスの整備システム「extreme」|特徴と導入前の確認点
extreme(エクストリーム)は、岡山市に本社を置く株式会社ベルティスの自動車販売・整備業務支援システムです。2009年4月の会社設立と同時に発表された製品で、2012年11月に販売と整備の機能を一体にしたシステムになりました。公式の製品ページは、販売、整備、鈑金が一元化されていること、契約期間中のバージョンアップが無償であることを特長に挙げています。この記事では、2026年10月にベルティスの公式サイトで確認できた記載をもとに、extremeの4つの特長、データの自動更新、拡張システムのextreme CTIと車検PRO、補助金の対象になっているか、導入前に確かめたい点を整理しました。
この記事で確認した一次情報:extremeの製品ページ、extreme CTIの製品ページ、サポート体制のページ、2026年4月1日のプレスリリース、車検PROと楽楽OSSのサイト、ベルティスの会社概要と沿革。確認日は2026年10月です。
株式会社ベルティスの会社概要と沿革
株式会社ベルティスは、自動車販売業者向けの総合管理システムを販売する目的で2009年4月1日に設立された、岡山県岡山市南区泉田の会社です。会社概要によると資本金は50,000,000円、代表取締役社長は石井保志氏、従業員数は85名(2024年1月現在、パートとアルバイトを含む)です。事業はextremeを中心とするシステムソリューションのほか、SMS自動配信サービス「Sマガ」やWebサイト作成支援サービス「HPMAKER」、新車カタログと自動車諸元のデータベース、オートリース業界やオートオークション業界向けの受託開発、法人向けマンスリーレンタカーにまで広がっています。2010年6月にプライバシーマーク、2014年9月に情報セキュリティマネジメントシステムISO27001の認証を取得したと沿革に記されています。
| 年月 | 沿革に載っている出来事 |
|---|---|
| 2009年4月 | 株式会社ベルティスを設立。自動車総合管理システム「extreme」を発表 |
| 2010年6月 | プライバシーマーク認証を取得 |
| 2012年11月 | extremeを販売・整備機能一体型システムへ。コグニビジョンと業務提携し鈑金見積ソフトとの連携を開始 |
| 2013年3月 | 本社を岡山県岡山市南区に移転 |
| 2013年5月 | イヤサカと業務提携し、検査ラインシステムとの連携を開始 |
| 2014年9月 | ISO27001認証を取得 |
extremeの特長(販売・整備一体型と無償バージョンアップ)
extremeは、これまで別々だった販売システムと整備システムを1つに統合した、自動車販売店、整備工場、鈑金工場向けのシステムです。製品ページは「業務効率・売上アップのための4つのポイント」として、販売・整備一体型、無償バージョンアップ、サポート体制、新車データを挙げています。新車データは全メーカー・全車種の情報から商談ができ、47都道府県の価格や、ディーラーオプションとメーカーオプションなどの主要データにグレードごとに対応していると書かれています。さらに、在庫車両を自社のWebサイトへ連携する在庫連携システムもあり、在庫車両の登録から掲載までをつなげられると説明されています。鈑金見積ソフトとの連携は、沿革によるとコグニセブンなどとの連携を2012年11月に始めています。
| 製品ページのポイント | 公式の説明 |
|---|---|
| 販売・整備一体型 | 販売システムと整備システムを1つに統合し、売上や顧客を総合管理 |
| 無償バージョンアップ | 契約期間中は常に最新のプログラム。制度改正によるバージョンアップ費用は不要 |
| サポート体制 | システムサポートの窓口を設け、遠隔操作でお客様と同じ画面を見ながら操作 |
| 新車データ | 全メーカー・全車種、47都道府県価格、グレードごとのオプション情報 |
| 在庫連携システム | 在庫データを自社のWebサイトへ連携 |
販売と整備を1つのシステムで回す考え方は、車販店と整備工場を兼ねる事業者が検討する場面が多い形です。販売中心の製品の例としてはJOCAR(ジョーカー)やスマートカーディーラーの記事も参考になります。
extremeのデータ自動更新とサポート体制
extremeのサポート体制のページによると、プログラムとデータは自動更新で常に最新の状態に保たれます。自動更新の対象として挙がっているのは、新車データ、型式類別データ、日整連作業点数データ、純正部品データ、郵便番号データ、住所コードデータ、所有者コードデータで、一部のデータはオプション契約後の更新になると注記されています。バージョンアップについては、法改正に伴うプログラム内容、extremeの新機能の追加、修正プログラムの配信を契約期間中すべて無償で行うと書かれ、独自のカスタマイズは別途費用です。カスタマーサポートの営業時間は平日が9時30分から17時30分、土日が9時30分から12時と13時から17時30分で、祝祭日と同社の休業日を除きます。来店の多い土日もサポートを受けられる点は、休日に営業する車販店にとって確かめておきたい条件です。
現地訪問が必要なトラブルには全国各地のサポートスタッフが対応すると書かれ、システムは24時間365日有人で運用するデータセンターで管理されています。データの置き場所や契約の形が製品ごとにどう違うかは、ブラウザ型とインストール型の違いで一般論を説明しています。
extreme CTIと車検PRO(extremeの拡張システム)
extreme CTIは、着信と同時にお客様の情報をパソコンに表示する、extremeと連動したCTIシステムです。製品ページには、基幹システムとリアルタイムに連動して顧客情報と対応履歴が一目で確認でき、着信履歴や通話ログの入力、訪問予約の入力までできると書かれています。車検PROは、タブレットやタッチパネルモニターで受入点検から見積作成、お客様への説明までを進める車検業務支援システムで、FAQでextremeの拡張システムと説明され、利用にはextremeの導入が必要です。インターネットにつながったパソコンかタブレットがあれば使えるブラウザ型で、料金は指定整備工場が月額55,000円(税込、1店舗あたり)、認証工場が月額22,000円(税込、1店舗あたり)、初期費用は0円と公式サイトに載っています。
- 車検PROの主な機能:重量税照会、事前見積、簡易見積書(PDF出力)、お奨め整備、整備内容説明、割増・割引・特典設定、作業指示・実施確認、後日整備
- extreme CTIでできること:着信時の顧客情報表示、対応履歴の確認と入力、着信履歴と通話ログの入力、訪問予約の入力
ベルティスはOSS申請支援システム「楽楽OSS」も提供していますが、楽楽OSSのFAQには、extremeとのデータ連携には対応しておらず、将来的に連携を予定していると書かれています。継続検査OSSの仕組みは自動車OSSの解説サイトで、整備システム側の確認の仕方は電子車検証・OSSに対応した整備システムの見分け方で説明しています。
extremeを導入する前に確認すること
extremeは、補助金の対象ツールに登録され、契約期間中のバージョンアップが無償という条件がはっきり書かれている一方、料金と契約期間は製品ページに載っていません。2026年4月1日のプレスリリースでは、デジタル化・AI導入補助金2026のIT導入支援事業者に採択され、extremeなどが補助対象ツールとして登録されたと告知されています。補助金を使うなら、申請の時期と導入の時期を合わせて計画を立てる必要があります。インボイス制度、電子帳簿保存法、電子車検証の読み取りについては、2026年10月時点の製品ページとサポート体制のページに記載がありませんでした。車検PROや楽楽OSSなど関連サービスを組み合わせる場合は、どれがextremeとデータ連携するかを1つずつ確かめてください。
1. 契約期間と月額を見積で確かめる
料金と最低契約期間は公式ページにないため、総額で出してもらいます。
2. 自動更新されるデータの範囲を聞く
日整連作業点数や純正部品など、オプション契約が要るデータを確認します。
3. 拡張システムの要否を決める
extreme CTIと車検PROを使うか、費用と合わせて判断します。
4. 補助金の申請時期を合わせる
補助対象ツールの登録状況と、申請から導入までの流れを聞きます。
5. 制度対応を個別に確認する
インボイス制度、電子帳簿保存法、電子車検証の読み取りの扱いを直接確かめます。
いまのシステムからの切り替え手順は整備システムの乗り換えとデータ移行にまとめています。他社の製品と同じ項目で並べたいときは、40製品の整備システム比較表と整備システム製品一覧をご覧ください。
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ベルティスのextremeに関するよくある質問
- ベルティスはどこにある会社ですか?
- 株式会社ベルティスの本社は岡山県岡山市南区泉田です。会社概要によると、設立は2009年4月1日、資本金は50,000,000円、従業員数は85名(2024年1月現在、パートとアルバイトを含む)です。関東支店(千葉県市川市)や東北支店(仙台市)などの拠点があります。
- extremeは整備工場だけでも使えますか?
- 公式の説明では、extremeは販売、整備、鈑金が一元化されたシステムで、自動車販売店、整備工場、鈑金工場のすべてのニーズに応えるとされています。2012年11月に販売・整備機能一体型のシステムになりました。整備だけで使う場合の契約内容や料金は公式ページに書かれていないため、見積で確認してください。
- extremeのバージョンアップに費用はかかりますか?
- 製品ページとサポート体制のページに、契約期間中は法改正に伴うプログラム変更や新機能の追加などのバージョンアップをすべて無償で行うと書かれています。ただし、独自のカスタマイズには別途費用がかかると注記されています。
- extremeは補助金の対象になりますか?
- ベルティスは2026年4月1日のプレスリリースで、デジタル化・AI導入補助金2026のIT導入支援事業者に採択され、extremeをはじめとする製品群が補助対象ツールとして登録されていると告知しています。制度の要件はデジタル化・AI導入補助金の解説で確認できます。
- extremeはインボイス制度や電子車検証に対応していますか?
- 2026年10月に確認したextremeの製品ページとサポート体制のページには、インボイス制度、電子帳簿保存法、電子車検証の読み取りについての記載がありませんでした。必要な場合はメーカーに直接確かめてください。電子車検証そのものの仕組みは電子車検証の解説サイトで確認できます。
- 整備システムと車両販売システムは、まとめて選んだほうがよいですか?
- 車検・点検の入庫と中古車・新車の販売を両方行う工場では、自動車整備システム(自動車整備ソフト)と車両販売システム(車販ソフト)が同じ顧客データを使えるかを確かめると二重入力が減ります。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなし(月払)で始められるかも確認してください。
参考にした一次情報
以下はこの記事の根拠にしたベルティスの公式ページです。いずれも2026年10月に内容を確かめました。料金は公式の税込表記のまま載せています。
- extreme 製品ページ:https://www.vertice.jp/service/extreme.php
- extreme CTI 製品ページ:https://www.vertice.jp/service/cti.php
- ベルティス サポート体制:https://www.vertice.jp/support/
- プレスリリース(デジタル化・AI導入補助金2026):https://www.vertice.jp/press-release/detail.php?code=136
- 車検PRO:https://syakenpro.vertice.jp/
- 楽楽OSS:https://lp.rakuraku-oss.jp/
- ベルティス 会社概要:https://www.vertice.ne.jp/company/overview/
- ベルティス 沿革:https://www.vertice.ne.jp/company/history/
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