ブロードリーフの整備システム|Maintenance.cとSF.NS3の違いと選び方

ブロードリーフは、整備工場向けにMaintenance.c(メンテナンスドットシー)とSF.NS3Aiという2系統の整備システムを出しています。前者はブラウザで使うクラウド型、後者はWindowsパソコンにインストールして使う.NSシリーズで、料金の払い方もサポートの受け方も異なります。「ブロードリーフ 整備システム」で調べると両方の名前が出てきて、どちらの話なのか分かりにくいという相談をよく受けます。この記事では、2026年10月に公式サイトで確認できた記載をもとに2製品の違いを整理し、導入前に確かめておきたい項目を並べました。

この記事で確認した一次情報:ブロードリーフ公式の商品一覧、Maintenance.cのNEXT!サイトとクラウド版サイト(料金、申込、サポート)、SF.NS3Aiの製品ページ、登録済みITツール一覧。確認日は2026年10月です。製品の評判や他社との優劣は扱っていません。

ブロードリーフの整備システムの製品構成

ブロードリーフの整備業向け商品一覧には、整備工場向けのMaintenance.cとSF.NS3Ai、サービスステーション(ガソリンスタンド)向けのMaintenance.c SS+とSF.NS3 ss-editionの4製品が並んでいます。Maintenance.cは「クラウド型 自動車整備業務支援システム」と表記され、顧客車両管理、伝票発行、申請書類作成をインターネットブラウザ上で行うと説明されています。SF.NS3Aiは「自動車整備ネットワークシステム」と表記され、クラウド型とは書かれていません。どちらも同じ会社の製品ですが、提供形態が違うため、使う端末やデータの置き場所、更新の受け取り方が変わります。整備工場が比べるのは、実質的にMaintenance.cとSF.NS3Aiの2つです。

製品名公式の表記主な利用者
Maintenance.cクラウド型 自動車整備業務支援システム整備工場(小規模工場から大手ディーラーまで)
SF.NS3Ai自動車整備ネットワークシステム(.NSシリーズ)整備工場
Maintenance.c SS+SS専用クラウド型業務支援システムサービスステーション
SF.NS3 ss-editionサービスステーション向け顧客管理システムサービスステーション

SS向けの2製品は、油外収益を伸ばすための顧客管理が中心です。Maintenance.c SS+は車番読み取り機と連動し、見積から提示までタブレットで完結すると説明されています。この記事では以降、整備工場向けの2製品を扱います。

Maintenance.c(メンテナンスドットシー)の特徴と料金表記

Maintenance.cは、インストール不要でブラウザから使うクラウド型の整備システムです。NEXT!サイトの価格表記は「¥6,700~(税抜き)/月」で、別途従量課金が発生すると注記されています。初期費用は無料、契約は月払で、5年契約プランも用意されています。クラウド版サイトでは料金を「基本料+使った分だけ」と説明しています。導入実績は「整備工場で約15,000ライセンスを突破」と書かれ、これは2025年6月時点でcシリーズ全体のライセンス数だと注記があります。従来のオンプレミス環境で必要だったサーバーやハードウェアの保守と管理が要らないことも、公式が挙げる特徴です。

機能は事業内容と規模に合わせて組み合わせる方式で、クラウド版サイトには「従業員5人以下の小規模な整備工場向け」「認証工場向け」「指定工場向け」の商品パックが載っています。指定工場向けにはOSS申請、保適の機能があります。車両販売のオプションとして見積書や注文書、在庫管理、原価、仕入の管理と、信販会社とのローン連携も用意されています。ローン連携は信販会社との加盟店契約が別途必要です。

法改正への対応の書き方

NEXT!サイトは、特定整備、OBD車検、電子帳簿保存法、インボイス制度などの法制度変更に「追加費用なしで自動アップデート対応」と書いています。車検を2か月前に受けても次回の車検満期日を正しくセットする処理は、2025年3月のアップデートで対応済みです。

SF.NS3Ai(.NSシリーズ)の特徴と動作環境

SF.NS3Aiは、事業所内や同じグループ内で作った見積書をAIが学習し、伝票作成のときに使用頻度や関連性の高い作業と部品を自動で表示する整備システムです。公式の商品一覧では「伝票発行を行うにつれ、システム自体が学習して最適な部品候補を提案」と説明されています。動作環境はWindows 11 Pro、Cドライブに40GB以上の空き容量、USBプロテクタ用のUSB2.0(動作時は常時必要)、.NET Framework 2.0と書かれており、パソコンにインストールして使う形態です。部品コードについては、新BLコードで「従来の4桁から11桁に増やし」たと記載されています。主な追加機能には、中古車販売のJOCARと連動するサービスも含まれます。

OSSについては、SF.NSとスーパー検査員.NSが自動車保有関係手続きのワンストップサービスと連携し、電子保安基準適合証とOSS申請に対応していると商品一覧に書かれています。電子車検証については、公式のサポートFAQに「電子車検証閲覧アプリで読み込んだデータを、SF.NSに取り込むにはどうすればよいですか?」という項目があります(回答は会員向け)。OSSと電子車検証の制度は自動車OSSの解説と電子車検証の解説にまとめています。

Maintenance.cとSF.NS3Aiの違い(提供形態と契約)

2製品のいちばん大きな違いは、Maintenance.cがブラウザで使うクラウド型、SF.NS3AiがWindows 11 Proのパソコンにインストールして使う形態だという点にあります。クラウド型は端末を選ばず外出先からも開ける一方、インターネット回線が止まると使えません。インストール型はUSBプロテクタを挿したパソコンで動き、パソコンの入れ替えや容量の管理を工場側で行います。料金はMaintenance.cが月額表記(税抜き6,700円から、従量課金あり)で公開されているのに対し、SF.NS3Aiの価格と契約形態は2026年10月時点の公式ページで確認できませんでした。下の表は、公式に書かれている事項だけを並べたものです。

項目Maintenance.cSF.NS3Ai
提供形態クラウド型(ブラウザで利用、インストール不要)パソコンにインストール(Windows 11 Pro、USBプロテクタ常時必要)
価格の公開¥6,700~(税抜き)/月、別途従量課金公式ページに記載なし
契約月払、5年契約プランあり、初期費用無料公式ページに記載なし
特徴として書かれていること機能を組み合わせる商品パック、法改正に追加費用なしで自動アップデート見積書をAIが学習して作業と部品を自動表示、新BLコード11桁
OSS指定工場向けにOSS申請、保適OSS連携、電子保安基準適合証
電子車検証車検証のIC化に対応と明記閲覧アプリのデータ取込についてFAQあり
補助金の登録済みITツール一覧(2026年5月22日現在)各パックが掲載製品名の掲載なし

ブラウザ型とインストール型の一般的な違いはブラウザ型(クラウド)とインストール型の整備システムの違いで詳しく説明しています。

ブロードリーフの整備システムのサポートと補助金

Maintenance.cのサポートは、無償の自己解決型と有償の対人型に分かれています。申込ページには「電話や訪問のサポートは有料となっております」と書かれ、サポートのページでは有償サービスとしてコンタクトセンター(電話と遠隔操作)、オンサイト(訪問)、アドバイザリーの3種類、無償で使えるものとして動画、チュートリアル、サポートサイト、Webフォームが挙げられています。事務担当が1人の工場では、操作に迷ったときに電話で聞くかどうかで月々の費用が変わるため、見積の段階で有償サポートを含めるかを決めておくと後で慌てません。訪問による設定作業を頼むかどうかも同じ時点で決めておきます。

推奨環境は、申込ページにWindows 7、8.1、10 proとGoogle Chromeの最新版と書かれており、表記が古いままです。手元のパソコンで動くかは、導入前に販売店へ確認してください。

補助金については、ブロードリーフの「登録済みITツール」一覧(2026年5月22日現在、ソフトウェアのみ掲載)にMaintenance.cの各パックが載っており、買取モデルと月額モデルの両方があります。標準パック、認証工場パック、指定工場パックなどにはインボイス対応類型にも○が付いています。SF.NS3Aiなど.NS製品の名前はこの一覧になく、「他にも機能拡張等で登録されています」との注記があります。

ブロードリーフの整備システムを導入する前に確認すること

2製品のどちらを選ぶにしても、契約前に確かめておきたい事項は共通しています。とくにMaintenance.cは月額に加えて従量課金があり、契約期間も選べるため、月々いくらで何年使う前提なのかを見積書で確定させることが大切です。SF.NS3Aiは価格と契約の公式記載がないので、見積を取って比較表の他製品と同じ物差しで並べる必要があります。比べる相手は同じ規模の工場が使う製品にそろえると判断しやすくなります。今の整備システムから乗り換える場合は、顧客、車両、伝票のデータをCSVで出せるか、新しいシステムに取り込めるかも先に確認します。乗り換えの流れは整備システムの乗り換えとデータ移行にまとめています。

  1. 1. 使う端末と回線を決める

    外出先やタブレットでも使いたいか、事務所のWindowsパソコンで完結させるかで、クラウド型かインストール型かが決まります。

  2. 2. 必要な商品パックを洗い出す

    認証工場か指定工場か、OSS申請や車両販売の機能が要るかで、Maintenance.cのパック構成が変わります。

  3. 3. 月額と従量課金、契約年数を見積書で確定する

    5年契約プランを選ぶかどうかで総額が変わります。途中解約の扱いも確認します。

  4. 4. サポートの有償範囲を決める

    電話と訪問は有料です。社内に操作を教えられる人がいるかで判断します。

  5. 5. データの持ち出しと取り込みを確認する

    現行システムのCSV出力と、新システムへの移行作業の範囲と費用を書面で確認します。

ランキング形式でほかの製品も見たい方は、自動車整備ソフトランキングの見方も参考になります。

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ブロードリーフの整備システムに関するよくある質問

Maintenance.c(メンテナンスドットシー)の料金はいくらですか?
ブロードリーフのNEXT!サイトには「¥6,700~(税抜き)/月」と書かれ、別途従量課金が発生すると注記されています。初期費用は無料で、月払の契約です。5年契約プランも用意されています。工場の規模や組み合わせる機能で金額は変わるため、正確な金額は見積で確認してください。料金の考え方は整備ソフトの料金・費用相場でも扱っています。
SF.NS3AiとMaintenance.cは同じ製品ですか?
別の製品です。Maintenance.cはインターネットブラウザ上で使うクラウド型の業務支援システムで、SF.NS3Aiは.NSシリーズの「自動車整備ネットワークシステム」です。SF.NS3Aiの動作環境はWindows 11 Pro、Cドライブに40GB以上の空き容量、USBプロテクタ用のUSB2.0が常時必要と書かれており、パソコンにインストールして使う形態です。
Maintenance.cは小さな整備工場でも使えますか?
公式のクラウド版サイトには「従業員5人以下の小規模な整備工場向け」の商品パックが載っており、NEXT!サイトにも「小規模工場から大手ディーラーまで」と書かれています。なお日本カーネットの比較表では導入規模を「中規模~大規模」としていますが、公式の記載を優先してください。
電話サポートは無料ですか?
Maintenance.cの申込ページには「電話や訪問のサポートは有料となっております」と書かれています。有償サービスはコンタクトセンター(電話と遠隔操作)、オンサイト(訪問)、アドバイザリーの3種類で、動画、チュートリアル、サポートサイト、Webフォームは無償で使えます。
デジタル化・AI導入補助金の対象になりますか?
ブロードリーフの「登録済みITツール」一覧(2026年5月22日現在)に、Maintenance.cのスタートパック、標準パック、認証工場パック、指定工場パックなどが載っています。SF.NS3Aiの製品名は同じ一覧に見当たりませんでした。申請の条件は年度ごとに変わるため、デジタル化・AI導入補助金の解説もあわせて確認してください。
整備システムと車両販売システムは、まとめて選んだほうがよいですか?
車検・点検の入庫と中古車・新車の販売を両方行う工場では、自動車整備システム(自動車整備ソフト)と車両販売システム(車販ソフト)が同じ顧客データを使えるかを確かめると二重入力が減ります。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなし(月払)で始められるかも確認してください。

参考にした一次情報

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月確認)。製品の仕様と価格は変わることがあるため、契約前に最新の内容を確認してください。

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