アルフォームの整備システム「せいびさん21」|特徴と導入前の確認点
せいびさん21は、東京都三鷹市に本社を置くアルフォームが販売している自動車整備業向けのソフトウェアです。公式サイトでは「機能満載の集客マシーン」と紹介され、毎日たまるデータを次の集客に生かすことを打ち出しています。入庫を促すタイムマネージャーやオイルキープ管理、拠点間でデータを共有するネットワーク機能、車両販売の見積書や注文書の発行まで、1つのソフトで扱います。この記事では、2026年10月にアルフォームの公式サイトで確認できた記載をもとに、会社の沿革、せいびさん21の特長と主な搭載仕様、保守の考え方、同社が扱うDREAM POWERとの関係、導入前に確かめたい点を整理しました。
この記事で確認した一次情報:アルフォームのソフトウェアのページ、せいびさん21の製品ページ(特長と主な搭載仕様の画像を含む)、会社情報、ダイレクトサポート、取り扱い帳票、DREAM POWERの紹介ページ。確認日は2026年10月です。
アルフォームの会社概要と沿革
アルフォームは、1970年12月に設立され、1984年6月からコンピュータソフトの販売とサポートを続けている東京都の会社です。会社情報によると、本社は東京都三鷹市中原3-1-65 アズマビル301号、電話は0422-29-9320、営業時間は午前9時から午後5時30分です。2001年8月に車両履歴管理センター構想を発表して特許を出願し、2002年2月に社名をアルフォームへ変えました。2004年5月にインターネットビジネスへ、2006年9月にデジタルペン事業へ進み、2006年10月に東京都新宿区へ本社を移したあと、2026年3月に現在地の三鷹市へ移っています。ソフトウェアのページに載っている製品は、DREAM POWER、せいびさん21、給与計算ソフトの給太郎21、既成の帳票に印字位置を合わせるアルプリント、ライセンス製品を申し込めるライセンスオンラインの5つです。
| 年月 | 沿革に載っている出来事 |
|---|---|
| 1970年12月 | 設立 |
| 1984年6月 | コンピュータソフトの販売・サポートを開始 |
| 2001年8月 | 車両履歴管理センター構想を発表(特許出願) |
| 2002年2月 | 社名を「株式会社アルフォーム」に変更 |
| 2006年10月 | 本社を東京都新宿区へ移転 |
| 2026年3月 | 現在地(東京都三鷹市)に移転 |
帳票の販売にも力を入れており、取り扱い帳票のページには整備関係と給与関係の既成帳票のほか、車検DMの車両情報欄を覆う個人情報保護シールが載っています。
せいびさん21の特長(タイムマネージャーとネットワーク機能)
せいびさん21の特長は、製品ページの画像に8つの項目でまとめられています。1つ目は入庫促進機能の「タイムマネージャー」と「オイルキープ管理」で、新しい需要の開拓と既存客の固定化に役立つと書かれています。2つ目は社内のLANと拠点間のWANに対応したネットワーク機能で、Web(インターネット)でデータを送る方式を採り、拠点間のデータ共有を安く実現したと説明されています。3つ目以降は、郵便番号、所有者コード、住所コード、約40万型式の諸元データと日整連点数データの搭載、売上や顧客、車両の分析機能と専用経理ソフト「帳七郎」との連動、白紙や専用用紙など多種類の用紙に対応した請求書、車両販売の見積書や注文書の発行と車販ソフト「車販さん21」との連携、入庫した車両の型式をもとに部品価格を蓄えていく自社部品情報機能です。
| 特長 | 製品ページの説明 |
|---|---|
| 入庫促進 | 後日整備入庫促進機能「タイムマネージャー」とキープ品管理機能「オイルキープ」 |
| ネットワーク | 社内ネットワーク(LAN)と拠点間ネットワーク(WAN)に対応 |
| 搭載データ | 郵便番号(全国)、所有者コード(地区限定)、住所コード(全国)、諸元データ(約40万型式)、日整連点数データ |
| 分析と経理 | 多方面の分析機能。専用経理ソフト「帳七郎」と連動すると月次決算が簡単に |
| 車両販売 | 車両販売見積書と注文書を発行。「車販さん21」と連携すると在庫管理まで対応 |
| 部品情報 | 入庫車両の型式をもとに部品価格情報を蓄積する自社部品情報機能 |
後日整備の案内やオイル交換の呼び戻しを、はがきや電話とどう組み合わせるかは車検案内はがき・SMS・LINEの使い分けで取り上げています。
せいびさん21の主な搭載仕様(帳票・案内・提出書類)
せいびさん21の主な搭載仕様は、ネットワーク・連動機能、各種データ、一般業務、各種提出書類、管理資料、各種案内、その他機能の7つの区分で示されています。一般業務には、請求・見積・作業指示書の発行、受付処理とフロント状況、概算見積書、諸費用計算書、合計請求書、入金処理と売掛金管理、領収書、部品の仕入と在庫管理、車両販売の見積と注文書、デジタル写真画像の取り込みが並びます。各種提出書類として、各種申請書類、自賠責証書と集計表、保安基準適合証と交付簿、OCR車検申請書類を印刷できます。連動機能にはe-JIBAI連動があり、顧客マスターと車両マスターはExcelなどへ外部出力できると書かれています。その他の機能には、データのバックアップと復帰、データの暗号化と複合化、多重パスワード設定が挙がっています。
- 管理資料:地区別売上、入庫別売上、メカニック別の売上と作業の集計、作業別と車種別の集計、仕入元帳と支払一覧、買掛残高一覧、組合用の納品書と請求合計書
- 各種案内:車検と点検の案内一覧とDMはがき、タックシール、カーライフチャート表、後日整備(予防整備)のDMはがきと提案書、車両別入庫カレンダー、キープ品管理一覧
- オプション:ポイントカードシステム、アルプリント(いずれも別売)
顧客と車両のデータをExcelなどに出せるかどうかは、将来ほかの製品へ移るときにも関わります。考え方は整備システムの乗り換えとデータ移行で説明しています。
せいびさん21の保守サービスとサポート
せいびさん21の導入では、見積の段階からソフトウェア保守、ハードウェア保守、データ保守の3つの保守商品が案内されます。製品ページによると、ソフトウェア保守はプログラムの定期メンテナンスと障害の復旧、ハードウェア保守はパソコンと周辺機器の定期点検と故障の修理、データ保守は部品価格や指数、画像などの情報を受け取り続けるための保守です。予算に合わせて、導入時、導入後、個別のスポットなど、購入のタイミングを選べると書かれています。ダイレクトサポートのページでは、各種データの更新について同社のユーザーに無償のアップデートを行っており、ソフトウェア使用許諾契約書に同意してからダウンロードする流れです。使用許諾契約書には、ネットワークサーバーにインストールして複数台で使う場合は接続台数分のライセンスが要ると書かれています。
一方、特長の欄では諸元データや日整連点数データの自動メンテナンスを「データメンテナンスサービス(別途有償)」としているため、無償の更新と有償の更新の境目は見積で確かめる必要があります。
アルフォームが扱うDREAM POWER
アルフォームのソフトウェアのページには、せいびさん21と並んで日本カーネットのDREAM POWERが載っています。アルフォームの紹介ページでは、総合整備システムとして、整備システム、車両販売システム、申請書類システムの3つを基本機能に挙げ、インターネットでのアップデートで最新のデータを提供するとあります。機能表は標準版、基本版、スタート版、単独版の4つに分かれ、顧客管理、車両管理、電子車検証取込、リコール検索、CSV出力、アップデートは全版に入っています。OSSと申請書類作成は標準版に入り、単独版では△の表記です。同じページのオプションには、SMSメッセージ送信、LINE連動、顧客対応履歴、おもてなしCTI、おもてなし通話録音などが並んでいます。DREAM POWERは提供形態がインストール型で、データの設置場所はクラウド / ローカルの製品です。
DREAM POWERそのものの料金や契約の形は、日本カーネットの月払プランの案内ページで確認できます。電子車検証やOSSへの対応を製品ごとに見分ける方法は電子車検証・OSSに対応した整備システムの見分け方にまとめました。
せいびさん21を導入する前に確認すること
せいびさん21は、拠点間のネットワークや入庫促進の機能が詳しく書かれている一方で、価格、契約の形、電子車検証やOSS、インボイス制度、電子帳簿保存法への対応は製品ページに載っていません。2026年10月時点で確認できたのは製品ページの画像に書かれた仕様が中心で、更新の時期も示されていないため、現在の版で同じ仕様が使えるかを確かめてから検討を進めるのが確実です。保守はソフトウェア、ハードウェア、データの3つに分かれ、データの自動メンテナンスは別途有償と書かれています。導入時に払う費用と、毎年かかる保守の費用を分けて出してもらうと予算を立てやすくなります。アルフォームはDREAM POWERも扱っているため、両方の見積を同じ会社から取って比べる方法もあります。
1. 現行の版と仕様を確かめる
製品ページの仕様がいまの版に当てはまるかを確認します。
2. 保守の内訳を分けて聞く
ソフトウェア、ハードウェア、データの各保守の範囲と費用を出してもらいます。
3. 制度対応を確認する
電子車検証、OSS、インボイス制度、電子帳簿保存法の扱いを直接聞きます。
4. 拠点とライセンスの数を伝える
複数台や拠点間で使う場合のライセンスの数を確かめます。
5. データの外部出力を確かめる
顧客と車両のマスターをどの形式で出せるかを確認します。
他社の製品と同じ項目で並べたいときは、40製品の整備システム比較表と整備システム製品一覧をご覧ください。
全40製品の整備システム比較表を無料でダウンロード
せいびさん21を含む40製品について、提供形態、データの設置場所、契約形態、最低契約期間と重要8項目の対応状況を1つの表にまとめています。保守の考え方が違う製品同士をどう比べればよいか迷う場合は、メーカーをまたいで整理する無料相談もご利用ください。
アルフォームのせいびさん21に関するよくある質問
- アルフォームはどこにある会社ですか?
- アルフォームの本社は東京都三鷹市中原です。会社情報の沿革によると、1970年12月に設立され、1984年6月にコンピュータソフトの販売とサポートを始め、2002年2月に社名をアルフォームに変更しました。2006年10月に東京都新宿区へ移り、2026年3月に現在の三鷹市へ移転しています。
- 「せいびさん」と「せいびさん21」は同じ製品ですか?
- アルフォームの現在のソフトウェアのページに載っている整備ソフトの名前は「せいびさん21」です。製品ページも「せいびさん21」の名前で公開されています。古い資料で「せいびさん」と書かれている場合は、メーカーに現行の製品名と版を確かめてください。
- せいびさん21のデータの更新に費用はかかりますか?
- せいびさん21の特長には、郵便番号、所有者コード、住所コード、諸元のデータと日整連点数データを搭載し、データメンテナンスサービス(別途有償)で自動でデータメンテができると書かれています。サポートのページには、各種データの更新について同社のユーザーへ無償のアップデートを行っているとあります。どのデータが有償でどれが無償かは見積で確かめてください。
- せいびさん21は電子車検証やインボイス制度に対応していますか?
- 2026年10月に確認したせいびさん21の製品ページには、電子車検証、OSS、インボイス制度、電子帳簿保存法についての記載がありませんでした。同じアルフォームが販売するDREAM POWERのページには、全4版で電子車検証取込に対応すると書かれています。制度の仕組みは電子車検証の解説サイトで確認できます。
- アルフォームではDREAM POWERも買えますか?
- アルフォームのソフトウェアのページには、せいびさん21と並んでDREAM POWERが載っており、同社のサイトに機能表とオプションの一覧があります。DREAM POWERは日本カーネットの製品で、自社の製品ページは月払プランの案内ページです。
- 整備システムと車両販売システムは、まとめて選んだほうがよいですか?
- 車検・点検の入庫と中古車・新車の販売を両方行う工場では、自動車整備システム(自動車整備ソフト)と車両販売システム(車販ソフト)が同じ顧客データを使えるかを確かめると二重入力が減ります。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなし(月払)で始められるかも確認してください。
参考にした一次情報
以下はこの記事の根拠にしたアルフォームの公式ページです。いずれも2026年10月に内容を確かめました。特長と搭載仕様は製品ページの画像に書かれた内容を文字に起こしています。
- アルフォーム ソフトウェア:http://www.alform.co.jp/software.php
- せいびさん21 製品ページ:http://www.alform.co.jp/seibi21.php
- アルフォーム 会社情報:http://www.alform.co.jp/about.php
- アルフォーム ダイレクトサポート:http://www.alform.co.jp/support.php
- アルフォーム 取り扱い帳票:http://www.alform.co.jp/print.php
- アルフォーム DREAM POWER 紹介ページ:http://www.alform.co.jp/dreampower.php
全40製品の整備システム比較表(無料)
提供形態・契約形態・最低契約期間・データ移行など、整備ソフト選びで確認すべき項目を1つの表にまとめました。自社に合うかは専門家に無料で相談できます。
比較表をダウンロード(無料)専門家に無料で相談する








