CarRide(カーライド)からのデータ移行|解約時のCSV抽出と年契約・月契約の確認点

CarRide(カーライド)は、北九州市の株式会社CarRideが提供するブラウザで使う整備ソフトです。無料版から始められ、公式サイトで「解約時のデータ抽出が無料」とうたっているため、ほかの製品と比べて移行の手順が公開されている範囲が広い製品です。この記事では、CarRideの公式サイト、操作マニュアル、利用規約に書かれている内容から、CarRideを離れて別のシステムへ移るときに確かめることを、出力、契約、段取りの順にまとめました。製品の特徴と料金の全体はCarRide(カーライド)の整備ソフトで、乗り換え全般の進め方は整備システムの乗り換えとデータ移行で扱っています。

この記事で確認した一次情報:CarRide公式サイト(料金、よくある質問)、公式の操作マニュアルサイト(CSVデータを出力・印刷する、ご契約の流れ、データ移行オプション、カイゼン報告)、利用規約。確認日は2026年10月です。

CarRideから取り出せるデータとCSV出力の手順

CarRideからデータを取り出す手段は、公式に案内されているCSV出力です。公式サイトの機能一覧の「全般」には、各種帳票をPDFで、各種データをCSVで出力できると書かれ、料金表の近くには「解約時のデータ抽出が無料」とあります。操作マニュアルの「CSVデータを出力・印刷する」では、【主要】から【顧客・車両一覧】を開き、画面右上の「CSV出力」を押すとCSVファイルがダウンロードされる流れが紹介されています。開く道具としてはMicrosoft Excel、無料のLibreOffice、Googleスプレッドシートが挙がっています。出力できる項目は改善が続いていて、カイゼン報告によると2025年8月13日に顧客・車両一覧のCSVへ乗車定員や軸重などの諸元情報と、顧客メモ、車両メモが加わりました。新しいシステムに渡すCSVは、この最新の項目で出し直すと、メモ欄の情報まで引き継げます。

取り出したいデータCarRideでの出し方(公式マニュアル・カイゼン報告)移行で確かめること
顧客と車両【顧客・車両一覧】の「CSV出力」。諸元情報、顧客メモ、車両メモも出力可能(2025年8月追加)姓と名、住所の分け方が移行先の取り込み形式と合うか
車検や点検の案内対象【案内顧客抽出】【案内車両抽出】のCSV出力。顧客メモと車両メモも出力可能切替後2か月から3か月分の対象者を控えとして残す
売掛金の残高【整備売掛金入金】【車販売掛金入金】のCSV出力。任意の日付の残高を確認可能(2025年10月追加)切替日の前日時点の残高を出して、移行先の初期残高にする
売上と売掛の集計顧客別、整備と車販の合算で集計してCSV出力旧システムでの最後の月の締めを控える
請求書や見積書各種帳票をPDF出力。合計請求書の作成ページにもCSV出力ボタン保存の義務がある期間の帳票を、PDFで残す範囲を決める

整備の作業明細を1件ずつ新システムに移したい場合は、CSVの項目だけで足りるかを移行先に見てもらいます。CSVで出せる一覧と、移行先が取り込める形式が合わないときは、移行先の側で変換の作業が要るためです。

無料版の半年と、有料版へ進むか移るかの判断

CarRideの無料版は、ユーザー登録から半年間使えると公式サイトのよくある質問に書かれています。半年の終わりは、有料版へ進むか、別のシステムへ移るかを決める自然な区切りです。無料版で入力したすべてのデータ(顧客、車両、見積もり、設定など)が有料版へ自動で引き継がれると案内されているため、CarRideを続けるならデータの移し替えは要りません。一方で別のシステムへ移るなら、半年の期限が来る前に取り出しを済ませます。無料版は「基本機能を利用可能(一部除く)」で、対応端末はパソコンとタブレット、スマホは有料版からという違いもあります。無料版でCSV出力が使えるかは、2026年10月に確認した範囲では読み取れなかったため、チャットサポートで確かめるのが確実です。利用規約の第7条は、最終の利用から一定期間利用がない場合に、事前の通知なく登録を抹消できると定めています。

無料版で試した結果を記録しておく

無料版の半年で、見積、請求、車検案内のどこまでが回り、どこで手作業が残ったかを書き留めておくと、移行先を比べるときの条件になります。足りなかった機能がCarRideの有料オプションで補えるなら、移らずに済む場合もあります。

CarRideの月契約と年契約の更新日、解約と返金

有料版から移るときは、月契約か年契約かで解約に向く時期が変わります。公式の料金表では、年契約は一括振込で月6,000円(年額72,000円)、月契約はカード決済で月7,000円で、どちらも税別表記です。ご契約の流れのページによると、月契約は契約時に1か月分をカードで決済し、以降は毎月、契約日と同じ日付に1か月分を決済します。正確な更新日は【ご契約内容】ページの「契約内容の確認・変更・解約」で確かめられます。年契約は契約開始日から1年間の契約です。同じページのよくある質問には「ユーザー様のご都合によるご解約の場合、ご返金は承っておりません」とあり、途中でやめても残りの期間の料金は戻りません。新システムへの切替日は、月契約なら次の決済日の前、年契約なら1年の終わりの近くに置くと、払った期間を最後まで使えます。

契約料金(公式の表記)解約の時期の考え方
月契約(カード決済)月7,000円(税別表記)毎月の決済日(契約日と同じ日付)の前に、取り出しと解約を済ませる
年契約(一括振込)月6,000円、年額72,000円を一括振込(税別表記)契約開始日から1年。自己都合の解約は返金なしのため、満了の近くで切り替える
オプション有料版と別に、月契約か年契約を選べる有料版は年契約、オプションは月契約という分け方もできるため、それぞれの終わりを確かめる

利用規約の第8条は、当社の定める退会手続により退会できると定めています。解約と退会の手続きは、データの取り出しと件数の確認を終えてから進めてください。

オプションで使っていたデータ(部品在庫、工程管理、ネット予約)

CarRideでオプションを契約していた工場は、オプションごとに移行の扱いを分けて考えます。公式サイトに載っているオプションは、データ移行(40,000円〜)、同時操作(月5,000円)、標準作業点数(月3,000円)、純正部品価格(月4,000円)、会計ソフト連携、工程管理、部品在庫管理、レンタカー書類、ネット予約(それぞれ月3,000円)で、いずれも税別表記です。このうち標準作業点数と純正部品価格は、CarRideが用意するデータを使うサービスなので、工場が移すものはありません。移行先で同じデータを使えるか、別料金かを確かめます。反対に、部品在庫管理で登録した在庫の数や、工程管理の予定、ネット予約で受けた予約は工場の業務のデータです。ネット予約を使っていた場合は、お客様に案内している予約のURLが変わるため、ホームページやLINEに載せたリンクの差し替えも段取りに入れます。

  • 部品在庫:切替日の在庫数を棚卸しして、新システムに初期在庫として入れるか
  • 工程管理:切替日以降の入庫予定を、どちらのシステムで管理するか
  • ネット予約:予約URLをいつ差し替え、旧URLに来た予約をどう受けるか
  • 会計ソフト連携:切替月の仕訳をどちらのシステムから会計ソフトへ渡すか
  • レンタカー書類:貸渡簿など、保存が必要な書類の控えをどう残すか

CarRideからの移行スケジュール(売掛金の締めと車検案内)

CarRideからの移行は、契約の更新日を締め切りにして、そこから1か月から2か月さかのぼって段取りを組むと無理がありません。月契約なら決済日の前、年契約なら満了日の前が締め切りです。売掛金は、2025年10月のカイゼンで任意の日付の残高をCSVで出せるようになったため、切替日の前日時点の残高を【整備売掛金入金】と【車販売掛金入金】から出し、新システムの初期残高として入れる方法がとれます。車検案内は【案内車両抽出】から切替後2か月から3か月分の対象者をCSVで出して控えておき、新システムに移った満了日と照らし合わせます。CarRideはブラウザで使う製品なので、旧システムを残すための古いパソコンは要りませんが、解約するとログインできなくなる点は変わりません。照合が終わるまでは解約を申し出ないことが、いちばん確実な守り方です。

  1. 締め切りを決める

    【ご契約内容】で更新日を確かめ、新システムの稼働日と、CarRideの解約を申し出る日を決めます。

  2. CSVを出してテスト移行

    顧客・車両一覧を最新の項目で出し、移行先に数十件で取り込みを試してもらいます。

  3. 案内と売掛の控えを作る

    切替後の車検案内の対象者と、切替日前日時点の売掛金残高をCSVで保存します。

  4. オプションの付け替え

    ネット予約のURL、会計ソフトへの受け渡し、部品在庫の初期値を新システム側で準備します。

  5. 照合してから解約

    顧客数、車両数、売掛の合計を新旧で突き合わせ、保存の義務がある帳票のPDFも残したことを確かめてから解約と退会に進みます。

移行先を選ぶときの確認点と、CarRideを続けたほうがよい場合

CarRideから移る先を選ぶときは、移りたい理由をはっきりさせてから比べます。CarRideは公式サイトで導入3,500社突破と紹介され、有料版の月額は年契約で6,000円、初期費用ゼロ、リース縛りなし、サポート無料、従量課金なしと書かれています。料金だけが理由なら、移行先の5年分の総額とCarRideの総額を、同じ台数とオプションの条件で並べてから判断します。移る理由になりやすいのは、店舗が増えて拠点ごとの管理が要るようになった、車両販売の書類や在庫の管理をもっと厚くしたい、パソコンに入れて使う形にしたいといった、業務の形が変わったときです。その場合は、移行先の機能がその理由を満たすかを先に確かめ、次に入れ替えるときに困らないよう、移行先のCSV出力の範囲と費用も契約前に聞いておきます。いまの業務が回っているなら、CarRideのオプションを足して続ける方が手間も費用も小さく済みます。

業務の形が変わって移行先を探している場合、日本カーネットのDREAM POWERも候補になります。提供形態はインストール型で、データの設置場所は比較表で「クラウド / ローカル」と記載しています。整備システムの標準版に拠点管理と代車管理が含まれ、車両販売システムと申請書類作成システムも同じ顧客データでつながります。CarRideから出したCSVをどこまで取り込めるかは公開の資料では確かめられないため、出力したファイルの見本を持って、資料請求や相談で移行の方法を確認してください。

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CarRideを使っている工場の、移りたい理由と契約の更新日、使っているオプションをお聞きし、続けるか移るか、移るならどの製品が合うかを一緒に整理します。CarRideを続けたほうがよいと考えられる場合も、そのままお伝えします。

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CarRideからのデータ移行に関するよくある質問

CarRideを解約するとき、データは取り出せますか?
CarRide公式サイトには「解約時のデータ抽出が無料」と書かれ、帳票はPDF、各種データはCSVで出力できると案内されています。操作マニュアルでは、【主要】から【顧客・車両一覧】を開き、画面右上の「CSV出力」を押すとファイルがダウンロードされる手順が紹介されています。解約の手続きより前に、必要な一覧をすべて出して件数を確かめておくと安心です。
無料版のままでもCSV出力はできますか?
公式サイトの料金表では、無料版は「基本機能を利用可能(一部除く)」とされています。CSV出力が除かれる機能に当たるかどうかは、2026年10月に確認した範囲では読み取れませんでした。無料版から移る場合は、チャットサポートで確かめてから作業を始めてください。
年契約の途中で解約すると、残りの月の料金は戻りますか?
CarRideのご契約の流れのページには「ユーザー様のご都合によるご解約の場合、ご返金は承っておりません」と書かれています。年契約は契約開始日から1年間なので、新システムへの切替日を年契約の終わりの近くに置くと、払った期間を無駄にしにくくなります。
無料版を半年使ったあと、何もしないとデータはどうなりますか?
無料版はユーザー登録から半年間使えると公式に書かれています。期間が終わったあとのデータの扱いは公開ページで確認できませんでした。利用規約の第7条には、最終の利用から一定期間利用がない場合に登録を抹消できるという定めがあります。有料版に進まないと決めたら、早めにCSVで取り出しておいてください。
CarRideを続けたほうがよいのはどんな工場ですか?
少人数の工場で、パソコンやタブレットから見積と請求、車検案内が回っている場合は、続けるほうが手間はかかりません。有料版は年契約なら月6,000円、月契約なら月7,000円(いずれも税別表記)で、初期費用ゼロ、リース縛りなし、サポート無料と公式に書かれています。入れ替えを考えるのは、店舗の数や車販の量が増えて、いまの機能では足りなくなったときです。
整備システムと車両販売システムは、まとめて選んだほうがよいですか?
車検・点検の入庫と中古車・新車の販売を両方行う工場では、自動車整備システム(自動車整備ソフト)と車両販売システム(車販ソフト)が同じ顧客データを使えるかを確かめると二重入力が減ります。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなし(月払)で始められるかも確認してください。

参考にした一次情報

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月確認)。料金とオプションの内容は変わることがあるため、解約の前にCarRideの最新の案内を確かめてください。

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